1372（応安5）年、後光厳（ごこうごん）天皇により創建された雲龍院。
江戸時代始めに後水尾（ごみずのお）天皇から写経の道具100点余りの寄付を賜り、盛大に写経会が行われるようになりました。以後”写経の寺”として知られ、現在も重要文化財の本堂「龍華殿」で写経を体験することができます。

香を手に塗り身体を清めたら、当時寄付された貴重な机を使って写経。最後に心願（願い事）を書き入れます。
写経の後は、美しい庭園を眺めながらお菓子とお抹茶を一服。
覗くと椿・灯籠・紅葉・松の4つの景色が切り取られて見える「蓮華の間」の障子窓や、禅における悟りの境地を表す「悟りの間」の丸窓などが有名な書院も、ゆっくり拝観していただけます。

予約不要なので、思い立ったら気軽に参加できるのがうれしいところ。
喧噪を離れて、静寂の中でひと文字ひと文字筆を運ぶ、非日常の体験はいかがですか？

■写経体験
・受付時間：9：00～15：30
・会場：雲龍院龍華殿
・体験料：1500円（拝観料・御抹茶込み）
・所要時間：約1時間30分（写経体験・拝観含む）

【雲龍院（泉涌寺別院）】
・拝観時間：9：00～17：00（16：00受付終了）
・場所：京都市東山区泉涌寺山内町36
　　　　※ホテルよりお車で約15分
　　　　※市バス『泉涌寺道』下車、徒歩約15分
　　　　※JR・京阪『東福寺駅』下車、徒歩約20分
・拝観料：400円（中学生以上）
・お問合せ：075-541-9316（雲龍院）
・公式HP：https://www.unryuin.jp/