毎年12月13日、京都の花街では江戸時代から続く伝統行事「事始め」が行われます。

「事始め」は、芸妓さん・舞妓さんが1年を締めくくり、お正月の準備を始めるための風習。お世話になった師匠宅やお茶屋へ鏡餅を届けてご挨拶に回ります。「おことうさんどす（お忙しいことですね）」「来年もおきばりやす」と言葉を交わし、師匠からはご祝儀の舞扇が手渡されます。

芸妓さん・舞妓さんといえばお茶屋遊びですが、なかなか敷居が高いと感じる方もいらっしゃるのでは。そんな方にもおすすめなのが、祇園の中心、祇園甲部歌舞練場の隣に位置する「ギオンコーナー」です。
舞妓さんによる艶やかな京舞をはじめ、狂言、雅楽、茶道、華道など7つの伝統芸能を約1時間でコンパクトに鑑賞できる人気の施設で、舞妓さんの花かんざしや髪型などを展示する舞妓ギャラリーも併設。
個人のお客様は予約不要なので、気軽にお立ち寄りいただけます。日本の伝統芸能の世界をぜひ身近に感じてみてください。

【弥栄会館 ギオンコーナー】
・日程：毎週金・土・日・祝（但し、3月第3週目から11月までは毎日）
　　　　休演日 7月16日、8月16日、12月29日～1月3日
・時間：18:00～、19:00～
・場所：京都市東山区祇園町南側570-2 弥栄会館内
　　　　※ホテルより徒歩約12分
・演目：京舞・茶道・華道・箏・雅楽・狂言・文楽
　　　　※冬期公演は演目を一部変更
・料金：大人 3,150円、高・大学生2,200円、小・中学生 1,900円、未就学児 無料
・お問合せ：京都伝統伎芸振興財団（TEL 075-561-1119）
・公式HP：http://www.kyoto-gioncorner.com/global/ja.html